海月になりたい

まいにちふわふわ過ごしている人の思っていること。

江戸川乱歩傑作選

同期が薦めてくれたこれ。

ミステリーはそこそこ読むんですけど、江戸川乱歩にはなかなか手がでずにいたので

いいきっかけになりました。

短編集は気軽に読めるのが良いですね。

 

収録作品のなかでは

「赤い部屋」「人間椅子」「芋虫」が好きです。

全体的に面白かった!

これを機に他の作品も読んでみたいところです。

 

ネタばれ書いちゃってるので以下は閉じておきますね。

 

 

 

「赤い部屋」は人間って怖いのかもって思う作品でした。

善意でうまくラッピングした悪意みたいな。

ニコニコしながら知らない人を助けているあの人も実は・・・

とか考え始めちゃうと怖い。

独特な雰囲気の部屋で語られる話をいう舞台もいいですね。

綾辻行人さんの「暗黒館の殺人」を昔に読んだことがあって

それを思い出しました。笑

最後のピストルのシーン。うわああああああ

ってなったけど

自演でよかった。笑

赤い部屋が最後チープなただの部屋になってしまう描写もいいですね。

なんかほっとした。

でも、なんとなくもやもやの残る作品です。

 

人間椅子

薦めてくれた同期が「どきどきする」って言ってたけど

その意味が分かりました。

だんだんだんだんだんだん・・・・・

「私メリーさん」も近い怖さかもしれない。こっちのほうがもっともっと深いけど。

主人公が見た目が醜くて、いままで女性に相手にされないだろうって思っていて、

っていうところもこの作品を引きたてている要因ですね。

見た目じゃないところに恋をするというのは

映画になった「香水」に似ておりますね。

ふかふかの椅子があったら、その中には…

 

「芋虫」

歪んだ愛情っていうんですかね、この境地には行けそうにないですが。。。。

手足がほとんど残っていなくて

口も聞けなくて

耳も聞こえない

目だけになった旦那様を

ただの肉塊にしたかったのかもしれないって考えるシーン

恐ろしいですね。

最後

「ユルシテ」「ユルス」

・・・

 

 

これが最後っていう本の構成がよかったです。

読み終わった後のどきどきが止まりませぬ。